宇宙には、零(ゼロ)というひとつの数しか存在しない。

最終更新日:2024年02月21日

魂は穢(けが)さじ

2023年11月24日 20:58

   天(あめ)の下 国という国
   人という人のことごと

   魂は穢(けが)さじ

   有りと有るもの皆安く
   穏やかに立栄(たちさか)しめたまえ


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   賦与(さず)けたまえる
   魂は穢(けが)さじ


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どんな選択の時も、忘れてはいけないことがある。

「我が身は汚れようとも、魂は穢さじ」

身体は物質。どんなに気をつけていても、
年とともに衰え、シワや白髪も増えて行くだろう。
もちろん、傷(怪我)や病(病気)にもかかるだろう。

成長の過程では、歯も抜けたり、欠けたり、生え変わったり。

しかし、心はどこに有るのか、辛く悲しく侘びしく淋しくとも、掴みだすことさえできない。
愛しさ、真心、喜び、分かち合い、泣き、涙したとしても、記憶の断片しか残らない。

それなればこそ、汚れた思いだけは繰り返してはいけない。


何かの選択に迷ったら、

 「タマシイハ、ケガサジ」と三度称え、決断し、

頭を上げ、まっすぐ前を向いて進もう。
肉体、身体など、ヤドカリの殻のようなもの。
身体は失っても、きっとまた代わりが見つかるだろう。

 凍蝶の己が魂追うて飛ぶ   高濱虛子

この世に修行に来た身と思えば、後ろめたいことだけは避けて、逃げるのが一番。
真っ向勝負して身体を傷つけるより、自分の弱さを認め、今できる最小限のことだけに注力しよう。

来たるべき未来と宇宙のために。