天(あめ)の下 国という国
人という人のことごと
魂は穢(けが)さじ
有りと有るもの皆安く
穏やかに立栄(たちさか)しめたまえ
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賦与(さず)けたまえる
魂は穢(けが)さじ
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どんな選択の時も、忘れてはいけないことがある。
「我が身は汚れようとも、魂は穢さじ」
身体は物質。どんなに気をつけていても、
年とともに衰え、シワや白髪も増えて行くだろう。
もちろん、傷(怪我)や病(病気)にもかかるだろう。
成長の過程では、歯も抜けたり、欠けたり、生え変わったり。
しかし、心はどこに有るのか、辛く悲しく侘びしく淋しくとも、掴みだすことさえできない。
愛しさ、真心、喜び、分かち合い、泣き、涙したとしても、記憶の断片しか残らない。
それなればこそ、汚れた思いだけは繰り返してはいけない。
何かの選択に迷ったら、
「タマシイハ、ケガサジ」と三度称え、決断し、
頭を上げ、まっすぐ前を向いて進もう。
肉体、身体など、ヤドカリの殻のようなもの。
身体は失っても、きっとまた代わりが見つかるだろう。
凍蝶の己が魂追うて飛ぶ 高濱虛子
この世に修行に来た身と思えば、後ろめたいことだけは避けて、逃げるのが一番。
真っ向勝負して身体を傷つけるより、自分の弱さを認め、今できる最小限のことだけに注力しよう。
来たるべき未来と宇宙のために。
最終更新日:2024年02月21日
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魂は穢(けが)さじ
2023年11月24日 20:58素晴らしい一日
2023年11月16日 20:53特別なことをする訳でもなく、幸せになれる方法。
「今日は不平・不満を言わず、批評・批判しない日」と心に決めて、何事もゆったりと行動する。
新聞の三面記事は読まず、テレビのワイドショーも見ず、SNSの記事や小さな文字は読まない。
これだけで、自分のまわりの空気が違ってくる。
身の回りの自然や出会う人をただ観察するのみ。
観察しても、批評はしない。ただただ観察する。
桐一葉日当りながら落ちにけり 高濱虛子
悪口はもってのほか。もし心に湧いてきたら、
「アビラウンケンソワカ」と三度称えて、
ぽいと忘れてしまう。
もし、落ち着いた時間が取れるなら、
自分の身体から、自分の魂だけを、ふわりと3m高く
浮遊させ、自分や周りを見まわして観る。
そうすると、なんてちっぽけな悩みや出来事に
毎日煩わされているのだと、ぼんやり思い至る。
あまり長時間浮遊させると戻れなくなるので、
適当な時間がたったと思ったら、
目をつむり「アビラウンケン、ソワカ」と三度称え、
ゆっくりと眼を開ければ、なんとこの世は美しく輝いて入ることか。
「ヲシモノ、キモノ、スミカ」を始めよろずの事らが
与えられている今日の自分に感謝しよう。
ただし、ひと月に二回まで。
注1:アビラウンケン、ソワカ = 地水火風空、成就
注2:ヲシモノ、キモノ、スミカ = 食物、着物、住居
2023年、太陰暦の謹賀新年
2023年01月22日 10:00實相無相 - 2022年2月24日から始まったロシアによるウクライナ侵略戦争。
国際連合や国際法の無力さと、悲劇のただ中にある人々を救うすべなき無力さを、
毎日のように、テレビやインターネットで見せつけられています。
神仏に祈っても無駄なことは諦め、新型コロナ感染症、インフルエンザにも負けず、
今は体力を温存し、AIの進化による「来る時代」を待ちわびています。
AIが無くても、私達は再生できるでしょうか?
皆様のご多幸とご健康を祈り上げます。
年賀状の代わりに、期限付きで下のリンクを公開します。
◆ 太陰暦 謹賀新年 -- 2023open(PDF)
はやく平和になりますように!
天変万象
2014年05月05日 14:07デッサン力が弱いと、どうしても形が貧弱になる。
頭に浮かんだイメージは、もっと猛々しく立派だったのだが、
完成してみれば、その一部しか描けていない。
それでも、形の奥にある何かを伝えたい。
目を閉じても見える、心の波打つような声ならぬ声。
リアルに描き過ぎると、どうしても形に捕われてしまう。
視えそうで見えない、想像するしか無い、イメージと音の世界。
かすかでも、ほんの少しでも光が届きますように。
「天変万象」(七宝、彫金) 額装:37x69cm
水への祈り
2014年05月05日 14:02イメージが湧き出し、作っている最中にもまだ納得できない念いがある。
いったい自分は何を創っているのかと・・・
しかし、何年もたって、その後の作品と並べてみると、
ああそうだったのかと・・・やっと分かることも。
形あるものの後ろから、目に見えぬ光が溢れだし心に届くように。
それでも届かなければ、もっと明るい光を輝かせてみよう。
「水への祈り」(七宝、彫金) 額装:37x69cm
Gallery IAMのウェブサイトご紹介
2013年08月21日 11:46
現代工芸 松山巡回展
2013年08月15日 20:41
ジグソー七宝の制作技法
2013年08月13日 13:33
「崑崙」と「崑崙の雪」制作について
2013年08月12日 14:32インスピレーションから、イメージ創作過程の変遷
崑崙に雪ありとおもへ
by Ikuma Wadachi
目に見えるはずの無いものが、ふと視える時がある。
前衛短歌の巨頭と呼ばれた塚本邦雄は、かつて自作で一番好きな歌は何かと聞かれ、「柿の花それ以後の空うるみつつ人よ遊星は炎えてゐるか」だと語っていたことがある。この地球を人間の手による戦火で失ってはならないという彼流の矜持や思想がしっかり歌の根底に流れていると思われた。
その歌人の塚本が、八冊もの句集を出していることはあまり知られていない。句集『断弦のための七十句』の中に、「百合一花崑崙に雪ありとおもへ」の一句があった。西王母の住む不老不死の温暖で豊かな国とばかり思っていた崑崙山にたちまち雪が降りかかり、何度ぬぐい去っても不二の山のように思われて仕方なかった。